2009年7月29日水曜日

090722の日蝕

このブログが日付順になっていないのは
既に書いた通りです。
という訳で(?)
7月22日の部分日蝕の記事を上げときます。
天体には普段あまり興味ないのですが、
91%も隠れる日食(日食)ということで
今回はちょっと準備をして(もらって)
じっくり見てみました。

観測場所は沖縄県中城村の某所(R大学構内)。
遮光板と一応コンパクトカメラを持って、
11:30ころからスタンバイしました。
観測(というほどのものでは…)を始めた時点で、
もうかなり欠けた太陽が
遮光板越しに観察できました。

日蝕ピークが近づいてくると、
辺りはうっすらと暗くなり始めました。
気温も少し下がったように感じました。
(実際に那覇で1℃以上下がったみたいです。)
あいにく太陽は雲で隠れたり出たり。

しかし…沖縄で見た方はご存知でしょうが、
そのおかげで遮光板なしでも
欠けた太陽を見る事ができました。


月のような写真になってしまいましたが、
欠けた太陽です。

カメラのゴーストを使って、
こんな写真も撮ってみました。

普段は絞りの形になるゴーストが、
欠けた太陽の形になっているのが
分かるでしょうか?

小さな穴を空けた紙を白い地にかざすと、
穴を通った光も欠けた太陽の形になります。

太陽の周りに虹も言えたりして、
思ったよりも楽しいイベントでした。

2009年7月23日木曜日

090704Maeda

朝から快晴。スキンダイビングサークルのメンバーと真栄田岬へ。
案の定、駐車場は朝から
シュノーケラーとダイバーでごった返しています。

まずは磯歩きから。
波打ち際で出迎えて?くれたのはタツナミガイ。

タツナミガイ Dolabella auricularia
褐色〜灰色で、体表に多数の突起があります。
アメフラシの仲間で、
つつかれるなどして刺激を受けると紫色の汁を放出します。
体長30cmほどになりますが、よく見かけるのは15cmくらい。
こいつ、
何故かウチのサークルでは今年の新入生の女の子に
「もにょちゃん」という名前でアイドル的人気があります。
…こんなもっさい巨大ナメクジのどこがいいのだ…?

何か面白いネタは他にないかとWebをさらっていると、
タツナミガイを喰おうとした人の話が結構出てきました。
まぁ見た目はおいといて、
貝なんだからイケるでしょ…と思いきや、
相当強烈な臭みがあって、
かなり工夫して調理しないと食べれないんだそうです。
地域差もあると思うので、
良かったら皆さん乱獲にならない程度に試みてみてください。
是非。


後輩が素手で捕獲したシャコの仲間

モンハナシャコほど派手ではないですが、
こいつもなかなかカラフルな色彩をしています。
シャコの仲間は折り畳んだ捕脚
(写真でくすんだ紫色をした丸い部分)を
素早く前に振り上げて、
強烈なパンチを繰り出すことができます。
(捕脚が鎌形になっている種類=“挟みシャコ”は
パンチはしない。)
このパンチで二枚貝などを叩き割って餌にします。
大型の種類になると、
水中マスクのガラスを割るくらいの威力はあります。
指の骨を折られたという人もいるらしいです。
素手で大きなサイズのシャコを捕獲するなど、
無謀の極というほかないです。



ヒラムシの一種
この日はヒラムシ類が多数、出歩いていました。
ヒラムシ類の多くは普通昼間、岩の下や窪みに潜んでいます。
プラナリアなどと同じ扁形動物に分類されます。
分類に関する研究をしている人が極めて少なく、
分類学的に未開拓な生物群のひとつです。

昼からは真栄田岬の洞窟と反対側の入り江に入りました。


アザミサンゴ Galaxea fascicularis
ここにはミドリイシAcropora属をはじめとして、
ハナヤサイサンゴPocillopora属、
アザミサンゴGaraxea属などのイシサンゴ類が生息しています。


シライトイソギンチャクと思われるイソギンチャクに、
クマノミの幼魚がついていました。
写真を撮ろうとすると触手の間を縫うように隠れます。


色調補正失敗…
少し深場にいくと、
クマノミの成魚のペアが共生しているイソギンチャクがありました。
こちらはカメラを近づけると威嚇してきます。
(そのせいでクマノミの写真は正面の顔を撮ったものが多くなる)
岸壁の際では今年生まれであろうハタンポ類
(ミナミハタンポかリュキュウハタンポ)の幼魚が
数多く群れていました。
何にせよ「ちっちゃいのが沢山」というのは可愛らしいものです。
(ゴキブリでもか…?)


最後の写真はセンテンイロウミウシと思われるウミウシ。
体長3cmほどとウミウシとしては大きく、海中でも比較的目を引きます。

どうでもいい話ですが、
このブログ、画像をUPすると何故かどうも色彩が褪せて見えます。
見やすい写真にするため露出などをいじるついでに
(アートフォトじゃないから別にいいんです)、
それを見越して時々彩度を上げたりしてますが、
とんでもない色合いになってしまうことがしばしばあります。