2009年8月20日木曜日

090627Maeda

どうもこのペースで凝った(つもりの)
記事を更新していくと
全然過去ログが片付かないようなので、
適当に簡単に記事にしちゃいます。

まず6月27日の真栄田岬でのシュノーケリングを…

沖縄は梅雨に差し掛かって、
雨が降らないまでもすっきりしない天気でした。
真栄田岬にしてはかなり透明度も低かったです。
エントリーポイントから洞窟までは、
シュノーケリング客でかなり賑わっていました。
記事を更新している8月中旬現在は
こんなもんじゃ済まないでしょうが…

前置きはこのくらいにして

クマノミ

沖縄の海ではお馴染みです

クマノミの2本のバンドはかなりの「純白」なんですが、
水中で撮るとご覧のように青くなってしまいます。
海中では太陽光のうち青の波長の成分が
他の成分に比べて透過しやすいためなのですが、
海中では「周りも全て青っぽい世界」のため、
魚などの色彩は割と普通に見えます(5mくらいまで)。

しかし撮った写真を陸上でPCのモニター等で見ると
本来の色彩とはほど遠い色に見えてしまいます。
そのため被写体が本来の色に見えるよう
(この場合クマノミのバンドが白く見えるように)
色調補正をするのですが、
3mを超えてくると補正しきれず、
無理にやると背景がとんでもない色になってしまいます。


不敵な面のハマクマノミ

だいぶふてぶてしい顔ですが、これはまだ中型の個体。
20cmに近くなってくると、もっと貫禄が出ます。


クロシオマメスナギンチャク Zoanthus kuroshio
口盤(ピンクの部分)の直径1cmほど

研究室のボスが記載した種。
スナギンチャク目という耳慣れない分類群の生き物です。
サンゴやイソギンチャクに近縁です。

ポリプの拡大写真
沖縄で潜っている方に見せても
「なにコレ??」と言われることが結構あります。
特に真栄田岬は多いですが、
結構どこで潜っても見られる生き物です。
いると思って見ないので
気づかないだけなのかも知れません。

マンジュウヒトデ Culcita novaeguineae

全身が球状という変わったヒトデです。
球状とはいっても、よく見ると
五角形をめいっぱい膨らませたような形をしています。
下から見ると、ちゃんと放射状に五本の線
(歩帯という)が入っています。

色彩にはいろいろなバリエーションがありますが、
どれも非常に落ち着いた味わいのある色彩をしています。

クローズアップ
和風の中にどこかエキゾティックを感じさせる…


ゴンズイ Plotosus lineatus

この日見たものの目玉はこれに尽きるでしょう。
ゴンズイの幼魚の群れ=ゴンズイ玉。
そんなに珍しいわけではありませんが…
何といっても可愛い。



にょろっととした体型…
口ひげの生えた半開きの口…
新しいマスコットキャラにならないでしょうか?
…無理?

ただし、背鰭と胸鰭の棘条(ヒレの硬いトゲ)に
毒を持っていて、
刺されると激しく痛むので注意しましょう!


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